チャイルドラインとは
チャイルドラインは子どもがかける、子ども専用電話です。
子どもであれば誰でも電話をかけることができます
(ここでいう“子ども”は18歳以下の人たちのことを指しています)。
チャイルドラインはどんなことでもOK、匿名でかけられ、秘密は絶対に守ります。
電話をかけてきた子どもは、自分自身の気持ちや、抱えている困難について話すことで、心を解放し、
ほっとしたり、混乱した感情を整理したり、自分自身を癒したり、確かめたりするでしょう。
ま た、自分を受けとめてもらえた、認めてもらえた、ということで、自尊心を取り戻したり、人間や社会への
不信感が和らぐこともあるかもしれません。 会話のな かで何かきっかけをつかんだり、新たな一歩を
踏み出すこともあるでしょう。 ただ、なんとなく誰かとつながっていたい、そんな気持ちにつきあうことも
ありま す。
ほっと安心できる“場”のひとつがチャイルドラインなのです。
チャイルドラインのなりたち
チャイルドラインは子どものためのヘルプラインとして、1986年にイギリスで誕生しました。
イギリスでは子どもの声を“聴く”電話として、24時間のフリーダイヤルを開いています。
現在、世界70か国以上の国でチャイルドラインやユースラインが運営されています。
日本では、1997年にイギリスに視察に行った議員団がチャイルドラインを知り、チャイルドライン
設立推進議員連盟を発足、1998年に民間でチャイルドライン支援センターが設立されました。
1998年に世田谷で実施されたのを皮切りに、全国各地にチャイルドラインがつくられ、
2008年秋から、全国統一フリーダイヤルがスタートしました。
0120-99-7777というフリーダイヤルで、毎日午後4時~9時まで、無料でかけられます。
現在、日本各地の70以上のチャイルドライン実施団体が連携し合って電話を受けています。